タイトルで察してくれた方、ありがとうございます。カナダはオンタリオ州の最大の観光名所といえばナイアガラの滝でございます。

夫のカンファレンスも終わり9日目のこの日が今回の旅行中一番のBig Dayだった。
ホテルのケーブルテレビの天気予報チャンネルを毎日血眼で眺めていた結果、残りの滞在中に晴れマークが出ているのはこの日しかなかったので体力的に無理をしてでもナイアガラまでの遠出を決行することになった。

トロントからナイアガラへは色々なツアーバスがあるけれど、子連れなので時間に縛られないようにレンタカーを使って自分たちのペースで移動しようと決めた。ちなみに私は運転がド下手なので、国際免許証は夫の分しか用意していなかった。ダウンタウンからナイアガラまでは約120km程度かな。

ちなみに前回の日記で最後に書いた後悔とは、ナイアガラ観光の前日までに情報収集もレンタカーの予約も何もかもやっていなかったこと・・・!私は4日間も子どもたちの面倒をみていたことで疲れて観光のことまで頭がまわらなかったのでとにかく丸投げしていた。なにより前日の夫の帰りも午前様だったように記憶しているので、そんな最悪のコンディションで長距離ドライブは無理だろうと、当日の朝までナイアガラへ行くのかどうか半信半疑だった。

ちなみにトロントのホテルでは部屋にインターネットを引こうとすると利用料がものすごく高い。ホテルを決める時に比較した限りでは、ダウンタウン内はどこもだいたい24時間で17ドル〜21ドルみたい。私たちは夫が日中いない3日間だけ、暇つぶしのためにネットをひいたのだけど帰国後クレジットカードの請求で確認したら3日分で4000円かかっていた。高いでしょ〜。それなのに、私はネットのありがたみを忘れてごろごろクローンウォーズを観てたんだー!
後で、というかむしろナイアガラ観光の当日に「レンタカーの予約ぐらいしといてよ・・・」とか言われたけれど一度も面とむかって頼まれていないのでしょうがない。日本では何もかも私が段取りをつけているために、夫からすると私がトロントでも気を利かせて色々やっていると思い込んでいたみたい。悲しいかな、夫婦間の意思の疎通が不足していることを痛感した。。。

とりあえず世界的にレンタカーといえばHertzっしょ!とトロントのHertzの住所を調べてメモっておく。営業所に電話したら予約無しでも借りられそうということでひとまず安心したが、それもつかの間の安心だった。Hertzのあるstreetまで歩いて20分ほどの距離だったので通勤ラッシュ帯のトロントを歩く。子連れ観光客というだけで十分浮いているけれど、歩いても歩いてもHertzの黄色い看板が見当たらない。電話をしたらユニオン駅の地下にあるっていうじゃないの。地上をいくら探してもないはずだ。住所に<ユニオン駅の地下階>って一言添えておいて欲しかったよ。子どもたちも30分以上歩いたのでぐずってもおかしくなかったけれど、よく耐えていた。

やっとHertzに到着。事務所には店員が一人しかいない。電話対応も何もかも一人でやっているので、その英国訛りの白髪のおじさんはすごく手際が悪いようにみえる。しかも私の夫は英国訛りが苦手なので、いつもは2人でやっと一人前のリスニングができる私たちもこの時は半人前のリスニング力で勝負したので、やりとりに少々不安が残った。結局、一番安い車を24時間保険付きで、チャイルドシートとGPSをつけてくれ!ってちゃんとお願いしておいたのに(確認のためにおじさんはガレージの人と2回も無線でやりとりをしていたのに)、ガレージに車を受け取りに行ったらチャイルドシートもGPSも無し・・・。ガレージのおじさんに「事務所で付けてってお願いしたんですけれど〜」って言っても、明細を見せたらGPS分の料金が支払われていないのでつけることはできないって断られた。まさかのGPS+地図無し旅行をするはめになった!チャイルドシートはちゃんと2つ貸してもらえたけれどね。私たちにあてがわれたのはヒュン○イ車。車内が外見より狭くてがっかりしたし、子どもたちが酔わないかちょっと心配だった。
そんなこんなで、仕事はあまりできない風な英国訛りのおじさんだったけれど、契約中にうちの子たちが静かにソファーに(疲れ切って)座っていたのを見て、「こんな静かな子どもたちなら毎日だって一緒に過ごせせますね!」っていう英国風(?)お世辞をかましてくれたのでなんだか憎めなかった。

出発の前に、ユニオン駅のトイレにあったダイソンのエアタオル。これがまた心地良い風圧だったので思わず写真に取っちゃうほど感動した。私がいつか何かの間違いで自分の店を持つことにでもなったら、トイレには必ずダイソンのエアタオルを置くことにする。

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ユニオン駅ではシナボンにも寄った。私はピーカンナッツが好きなのでピーカンのをお願いしたら、焼きたてのでっかいシナモンロールに熱々のキャラメルソースをこれでもかというぐらいドロドロにかけて、さらにその上からピーカンをわさーっとまぶした、カロリー?何それ?っていう感じの激甘おやつを受け取った。熱いうちにさっさと食べてしまいたくて本体の写真は取り忘れちゃった。下の写真は店頭に並んでいたお土産用のシナモンロールたち。

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はじめて左ハンドル運転をする夫に冷や冷やしながらも出発!

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ハイウェイに乗れる場所は、トロントアイランドへいった時になんとなく通ったからここだろーって言って適当にのることに成功した。ハイウェイは通行料無しで、片側三車線ずつのでっかい道路。

やほ〜、CNタワーも間近に見える〜!

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この頃の私はまだ頭も心も観光モードでウキウキしていた。地図が無くてもハイウェイに入ったら左手にずっとオンタリオ湖を見たまま走れば地理的には間違っていないだろうと思っていた。私が浮かれていたせいで、分岐点で正しい方向に進んだかどうか夫婦でちょっとした争いになり、一旦下の道に降りてしまった。

下の道に降りたらこれがまたとんでもない時間のロスになった。ハイウェイがめちゃくちゃ幅のでかい道路で、国鉄の線路とも平行に走っていたせいもあってハイウェイの入り口までなかなか復帰できなかった。適当に走り続け、日本みたいに道路の標識を参考にしたらいいやと楽観的に考えていたら、標識というものが見当たらない。ハイウェイへの案内が少な過ぎておかしいと思ったんだけど、どうやら私たちは日本で運転している感覚で標識を探す目線が左に向いていたんだけど、右側通行のカナダでは標識も道路の右側にたってるんだね〜。これに気がつくまでだいぶ時間がかかった。車内では、長女が両親のピリピリした会話を聞いて不安そうにしていたが早い段階で寝てくれて助かった。きっとHertz探しでたくさん歩かせたおかげだ。私のほうは、ナイアガラへ行けるかどうかよりも今日中にちゃんと車を返せるかどうかのほうが心配になってきたぐらい不安になったけれど、なんとか45分ほどのロスで再びハイウェイにのることができた。

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日本じゃGPS付きのiPhone持っていてそれに頼り切っているから、こんなに不安になるドライブはおよそ8年ぶりくらいだったね。ナイアガラにつく前にもういいやーって気持ちにもなったけれど、初日にFBで愚痴をこぼした時にタイリーがくれた「トラブルはつきものよー」っていうコメントを思い出して、頑張って誰を責めるもことなく旅を続けたよ。

ちなみにヒュ○ダイの車は空調もうまく調節できなかったし、高速道路では100km/h以上で走るとハンドルがぶれまくるし、今回のドライブはそれなりにトラウマになったのでもう二度と乗りたくないな〜。ごめんなさい!

ハイウェイにのってオンタリオ湖を見下ろしながら気持ち良く一時間半ぐらい走ると、Niagaraという地名が見えてきた。地名が見えてきたのはいいけれど、降りるタイミングがわからないことに気がついてまた少し暗い気持ちになってきた。

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さっき下の道に降りてえらい目にあったので、なかなか降りる決心がつかずまっすぐ進んでいるとハイウェイの表示に恐怖の「U.S.A」という文字列が!!
イヤーーー!!USなんてちっとも行きたくないです!!金欠なのに家族4人分の入国税なんか払えないです!!道に迷ったから入国させて〜、なんて言ったらきっとめんどくさいことになるし〜!!

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緑のハイウェイの標識の上に黄色の字で “LAST EXIT BEFORE U.S.A.”という警告が追加された出口で降りることにした。降りた先は、観光地までの標識があちこちにあって本当に助かった。そこからはうまいこと苦労もせずナイアガラの滝に近づくことができた。

トロントを出て約2時間、ここはホテルやステーキハウス、カジノのある観光地。上から見るナイアガラはでかい。人が蟻みたい。車はトミカみたい。空気がおいしい!

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とりあえずこの辺りの地図が欲しかったので、勇気を出して某有名チェーンホテルを尋ねてみることにした。トロントから来ていて日帰りなので宿泊はしないけれど、観光用の地図が欲しいって無茶なお願いをしたら現地発パッケージツアーをすすめられつつも地図を頂くことができた。次に泊まりがけでナイアガラに来る機会があれば絶対このホテルに宿泊します。ご親切にどうもありがとうございました。

このホテルでもらった地図を参考にしつつ、馬の蹄鉄の形をしたカナダ滝に近づくことにした。レンタカーは滝の近くの駐車場に預けた。一時間あたり4ドル。4時間以上は16ドル。私たちのように短時間利用向けの駐車場だった。後でわかったんだけどもう少しだけ滝の近くにある駐車場は入庫後一律12ドルだった。

車を置くと子どもたちも昼寝から覚め、ちょうど良いコンディション。オンタリオ湖添いにテコテコ歩く。滝のせいか水の流れはけっこう速い。柵が無いところにけっこう怖い警告がたっていたりする。

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カモメが多かったなあ。カモメって淡水にもすめるのかな。

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日差しがとても強かったので、滝の音を聞きながらひんやりとした強い風に吹かれるのはとても気持ち良かった。癒しとか大自然の壮大さだとか、そういう聞き慣れた言葉の枠には収まり切らないような、ただ純粋に素晴らしい空間が待っていた。ここにたどり着くまでの苦労は全部吹っ飛んだね。

テーブルロックと呼ばれる展望スペースまで駐車場から約30分。滝が大きすぎて距離がつかめなかったけれど、けっこう歩いた。周りは観光客だらけだけれど、「すげー」しか言えなくなるぐらい素晴らしい滝が見えた。テーブルロック周辺は雨のように水しぶきがかかる。天気が良い日に来なかったら思い切り体温を奪われていたと思う。とてもじゃないけれど写真じゃ感動の10分の1も伝えることができないね。虹が3本同時に見える場所もあったよ。

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長い一日はまだまだ続きます。後半もお楽しみに。