トロント3日目は天気もそんなに良くなかったので、ロイヤルオンタリオ博物館(通称ROM)という立派な博物館に遊びに行くことにした。ちなみにトロント滞在中は残念ながら天気の良い日が少なく、半分以上が曇りか小雨という日々だった。

まずは地下鉄の駅まで徒歩で移動するが、その途中にOsgood Hallという大学の施設があり、そこで人生で初めて野生のリスと出会う。リスは数えきれないくらいいるし、鳩にパンをあげるように、リスにくるみをあげているおばちゃんもいた。Osgood Hallはうちの子たちには「りすさんのこうえん」と呼ばれ、天気の良い時はリスとかけっこさせるためにに連れていった。

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トロントは地下鉄、バス、路面電車が全てTTCと呼ばれる公共交通機関で、乗車賃は大人3ドル、3歳以上の子どもは75セント。短距離移動に使うには決して安くないと思う。だけど、私たちがよく使った黄色の路線(Young Line)とQueen’s通り沿いの501番の路面電車は5分間隔で運行していたので便利といえば便利だ。

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Osgood駅からMuseum駅までは近いけれど、Museum駅からROMの入り口まで10分くらい歩いたかもしれない。大人の足だと徒歩5分というところかな。途中で路上のホットドッグ屋さんからホットドッグを買う。味は作る人によるけれど、だいたいは安くて美味しい。ちなみにROM前のお姉さんが焼いてくれたホットドッグは大当たり!トロントは駅前や教会前の広場など、よくホットドッグの屋台を見る。屋台は移民がやっていることが多い。ホットドッグはどこでもだいたい1つ3ドルで、できあがったらソーセージの挟まったパンを渡されるのでトッピングは好みでのせる。

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小腹を満たしたら、博物館へ入館する。トロントは観光用にCity Passという観光用のお得な入場券の綴りがある。子どもの年齢を伝えて、私たちは大人2人、子ども1人分のCity Passを購入。ちなみに、日本の施設だと子ども料金というのはだいたい大人の半額以下が普通だけど、トロントでは大人の2/3以上の料金がだいたいかかる(TTCは例外)。日本で子どもは半人前扱いだけど、カナダで子どもはほぼ大人扱いされるのだなぁ、という印象。そして料金が発生する年齢も4歳と早い。日本だと未就学児は無料というケースが多い。ちなみに博物館単体の入場料も、なんでも映画鑑賞がレジャーの基準になる私の感覚からすると少し高い。大人24ドル、4歳以上の子ども16ドルだ。運営にかけられている税金の比重が少ないのだと思う。そしてこれは十分に集客できるだけの力があるからこその価格設定なのだろう。日本だと博物館に2000円も払う人は多くないと思う。ちなみに先ほど紹介したToronto City Passは大人70ドル、子ども41ドル。5つの入場券のうち、1つか2つ使わなかったとしても十分元がとれる価格設定なのでこれは本当におすすめ。ただし、一番最初のチケットをもぎられた日から有効期限は9日間。

入場がしたのが午後1時をまわっていたので、見てまわる時間が足りないんじゃないかと少しハラハラしたけれど、たまたま私たちが入った金曜日は開館時間が8時半まで延長されているということの気がついてからはゆっくりまわった。夕方5時頃から急に入場客が増えだしたなぁと思ったけれど、金曜日限定で夕方の4時半から入場料が半額になる、なんて粋な設定のせいだと後で調べてわかった。

それにしてもROMは広い。全部見てまわるより足が疲れるほうが早かった。うちの子たちは、やっぱり子ども向けの体験コーナーに夢中だった。長女は中世の兵士のコスプレをしたり、次女は化石発掘をしたりと大忙し。

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子どものコーナーには博物館ボランティアの若い女性が3人いて、遊び方を教えてくれた。

とことん遊ばせた後、地下1階のカフェテリアで遅めのお昼ご飯。

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次女はピーナッツアレルギー持ちなので、注意して食べ物を選ばないといけないのが旅行中一番つらかったことかもしれない。ここのカフェテリアもおいしそうな焼き菓子がいっぱいあるけれど、いちいち携帯からアクセスしないとアレルギー情報の取得ができなかったのでここは我慢してもらった。

ちなみに私はLの発音が苦手。カタカナで英語を覚えたせいでLもRと同じように発音をしてしまうんだけど、アレルギーという単語は ”allergy” なので、これが私が発音してもまったく通じないので困った。しょうがないのでもっとシンプルに “Are there any peanuts in it?” で乗り切ったけれど、たいていは入ってない、とか製造過程で入っているかもしれない、とか親切に教えてくれた。

お腹いっぱいになった後は長女も次女もすぐ眠くなってしまっていた。よく考えると、時差ぼけも残っているししょうがないんだけどね。
ここからは大人のターン!ということで夫と興味のある分野をふらふら見る。夫はやはり中世の鎧と武器コーナーに感動していた。私は、古い洋館に泊まってこんな鎧が突然襲ってきたら失禁どころじゃ済まないだろなーとか、考えていた。私が見て楽しかったのはシルバーウェアやガラスウェア、そしてアールデコ家具の展示。うっとりするような趣味の良い品ばかり展示されていて、しばらく心を奪われた。あああ、もっと見たいなぁぁぁ。一番下の写真はアリエッティに出てきそうなドールハウスだよ。

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そして、一度寝入った長女を起こしてまで親子で興奮したのが原石・宝石のコーナー。カナダはたくさん天然石が取れると聞いていたけれど、例えば、つくばの地質標本館と比べたら展示されている石がデカイ!石というより岩っていうのがゴロゴロしてた。宝石も、うっとりするような素晴らしいカットの宝石ばかりで女性客は全員釘付け!博物館にいるということを忘れてしまうぐらいだった。

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子どもたちが昼寝から起きたところで、”Water” という企画展を見に行く。企画展は別料金を取られるし、写真撮影も一切不可なので期待したけれど私はあまり面白くなかったなぁ。水の大切さ、地球と生き物を守ろうがテーマ。ちなみにここでわかったのだけど、トロントの水道水は東京の約半額!なかなかすごいと思うけれど、やはりカナダは環境問題に対しては過剰と思えるほど頑張っている国だね。ミュージアムショップにも関連書籍が水と水周りの生態系についてだけでもけっこう置いてあった。

ミュージアムショップといえば、子どもが夏休みの自由工作で作りそうな簡単ウッドクラフトキットに、投石機があって夫が欲しそうにしていたなぁ。買ってあげたら良かった。

そして足が棒になり始めた頃、寝てる子どもとソファーでお留守番係と、好きな展示を観に行くっていうのを交替でした。私は長女と、カナダの歴史とネイティブカナディアンのコーナーを見てきた。ネイティブの血が流れている人が制作したアートが面白かった。

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夫はなぜか東洋コーナーに行って兵馬俑とか仏像を見てきたらしい。カナダで兵馬俑って・・・。でも中国系の移民がものすごく多いしウケはいいだろうなぁ。

帰る頃は20時過ぎていたけれど、トロントの日没は21時頃なのでホテルに帰るまで明るかった。